2016.10.31

格安SIM業界の風雲児 LINEモバイル!その人気は!?        ツイッターにみる反響分析!!

 
 (画像はLINE MOBILE公式HPより)
 いまや格安SIM(格安スマホ)市場は、210社が参入し、2016年末までには710万契約まで拡大するとも言われています。
そんな格安SIM戦国時代とも言えるいま、新たに参入したプレイヤーが今回のテーマです。
 LINE社が満を持して9月5日にリリースした「LINEモバイル」について分析します。
(参考:ICT総研レポートより)

検索ワード、条件などの分析概要は下記の通りです。
※無効データとは、広告、botツイートなどの一般の発言ではない投稿です。

分析概要

■対象データ:Twitter
■検索ワード:[LINEモバイル , LINE MOBILE]
■取得期間 :2016/08/07~2016/09/12
■取得件数 :26,359件
       (有効:9,138件 / 無効:17,221件)


◆ユーザートレンドを把握

最初にデータを俯瞰的に見ていきます。

 性年代別に全体の投稿者の傾向は、男性、特に20代後半から30代に多いことがわかります。

男性の投稿数は、女性の1.7倍です!

   上の円グラフは、LINEモバイルについて投稿しているツイッターのユーザー属性、下の円グラフはLINE社が公表しているLINEを利用しているユーザー属性です。
 両者を比較すると、LINEモバイルでは、性別は男性、年代では20代後半に特に反応が高いことがわかります。
 また50代以上については、LINEモバイルに比べLINEのユーザー割合が約2倍であることも特徴として挙げられます。

   9月5日のサービスリリース当日の投稿数は、LINEモバイルの公式ツイッターアカウントが開設した8月31日の10倍以上となり、当日の反響の大きさがわかります。



  サービスリリース前の一週間は、ティザーサイト(断片的な情報のみを掲載するプロモーション用サイト)での詳細発表や同時期にリリースされるiPhone7に関することなどが投稿されていました。
  それに対し、サービスリリース後は、プランの選択でフェイスブックやツイッターがカウントフリー(利用料無料)になることや、実際に利用してみた人の想像と結果が違う、という内容のブログのリツイートなど、より具体的なことが多く投稿されていることがわかります。



   投稿数が一番多かった、9月5日にどのような投稿があったのか、まず件数推移から見てみます。上の図はサービスリリース当日のツイート件数を1時間毎にまとめたものです。
   投稿が一番多くなったのが13時台。なんと、たった1時間で1日の投稿数の20%以上の投稿がありました!
それをピークに投稿数は徐々に減少していきますが、21時に一時的に増えていることがわかります。

   13時台は、サービス詳細発表会のLIVE中継が始まり、それを見て乗り換えを決めた投稿や、ツイッターの通信料がカウントされなくなることに対する高評価などが見られました。
   また、21時台は、アイティメディア社が運営するニュースサイト「ねとらぼ」の記事を多くのユーザーの注目を集めリツイートされていたことがわかります。

◆競合各社との比較分析

   LINEモバイルの競合となり得る格安SIMを、投稿数の多さで見てみます。
最も投稿数が多かったのはOCNモバイルでした。
これは市場シェアと一致するものですが、2位以下では異なる結果となっています。

◆市場シェアランキング
1位 OCNモバイル
2位 IIJmio
3位 楽天モバイル
4位 U-NEXT
5位 BIGLOBE SIM

(参考:国内MVNO市場規模推移より)



   まず、投稿数が多かった上位5社の契約プランについて比較してみます。
各社が出している契約プランはデータ容量ごとに様々ですが、同等のデータ容量で比較すると、月額料金に大差がないことがわかります。
   また、音声対応や端末のセット販売なども同様の条件となっています。
では、各社に対してどのような反応があったのでしょうか。※2016年10月現在
(参考:SIM0-FANより)



   格安SIM各社を軸に、投稿内容をマッピングして見てみます。
通信料無料プランがあるフェイスブックとツイッターが、各社の投稿の共通ワードとなっています。

  また、特徴的だった投稿としては、OCNモバイルがLINEモバイルのMVNE(仮想移動体サービス提供者)となっているため、同じ通信帯域を使うことによって速度が遅くならないのか、と心配する声があったり、FREETELは、LINEモバイルのリリースの翌々日にポケモンGOの通信料無料を発表したこと。
  また、mineoに関しては、余った通信データ容量をツイッターでつながっている人であればプレゼントできることに対し、LINEモバイルはLINEでのともだち限定でプレゼントできるということが比較されていました。

◆契約者とツイッターユーザーの反響検証

(参考:LINE公式サイト ニュースリリースより)


  LINE社がサービスリリースから約2週間での契約状況を公式発表しました。
2種類ある契約プランのうち、「コミュニケーションフリー」の契約者は、公式発表によると19~29歳、次いで30~39歳の割合が多く、今回の分析結果でも、似たような傾向であることがわかります。
  また、もう一方の契約プラン「LINEフリー」の契約者は、18歳未満の割合が最も多く、次いで40歳以上となっていますが、今回の分析結果によると20代後半の投稿が最も多く、契約に至っていない潜在ニーズはまだあるのではないかと考えられます。

   当初、本格サービスリリース(契約者数の上限撤廃)を10月1日としていましたが、販売体制を強化することで9月21日に前倒しにしたことや、当初より期待されていたLINEミュージックの使い放題プランが設定されなかったことに対する要望など、様々なニュースや顧客の声が聞こえてきます。

   いずれにしても、LINE社が中核事業として本腰を入れているLINEモバイルが、格安SIM戦国時代の風雲児としてどのように立ち振る舞っていくのか、今後も目が離せませんね。