キャリア採用の目的や中途採用との違いとは?成功させるポイントも解説


キャリア採用の目的や中途採用との違いとは?成功させるポイントも解説

働き方の変化やテクノロジーの発達から、新しい体制で事業を始める企業が増えてきました。それに伴って、会社にとって即戦力となるキャリア採用が注目されています。

今回は、キャリア採用の目的から中途採用との違いなどについて詳しく説明します。

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。

働き方の変化やテクノロジーの発達から、新しい体制で事業を始める企業が増加しました。それに伴い、人材獲得についても従来の採用フローではなく多様な方法が進められています。

今回は、近年で注目されている「キャリア採用」の目的から、中途採用との違いなどについて詳しく説明します。新たな採用フローをお考えの企業の人事担当者や経営層の人は、本記事を参考にキャリア採用について検討してみてください。

キャリア採用とは


キャリア採用とは、社会人経験や専門知識のある即戦力人材を採用することです。企業の将来的なビジョンを見据えて採用を行っているため、企業の成長に直結する人材の確保が可能であり、即戦力として会社に貢献してくれるでしょう。

実施する目的

キャリア採用は、人員補充や拡充を目的として実施されることが多いでしょう。

企業が掲げた企業理念と経営戦略を実現するには、優秀な人材が必要です。キャリア採用は、就業経験が豊富で、特定の分野に精通した人材を採用するため、企業の将来的なビジョンを見据えた採用を行う必要があります。

キャリア採用が多い職種とは

キャリア採用は、専門性が高い職種で実施される傾向にあります。キャリア採用が多い職種例は、以下の通りです。

・プログラマー
・エンジニア
・コンサルティング
・証券会社
・銀行
・広告代理店
・マーケティング会社 など

これらの職種では専門性が求められるため、即戦力人材が必要といえます。

キャリア採用と中途採用との違い

キャリア採用と中途採用は、どちらも就業経験がある人を対象としている一方で、必要とする人材の専門性の高さに違いがあります。

キャリア採用は、企業の将来的なビジョンを見据えて、業界知識・経験のある即戦力人材を採用することを目的としているため、即戦力となる専門知識があるかを重視します。一方で、中途採用は、何らかの職種に1度でも就業経験がある人も対象となるため、専門性に特化した経験やスキルは求められないでしょう。

キャリア採用と新卒採用との違い

新卒採用は、学校を卒業する新規卒業者を対象とした採用です。新卒採用は業界未経験者が多く、教育や研修などのフォローが必要となります。

就業経験や知識、スキル面に大きな差はありますが、どちらの採用方式も企業の将来的なビジョンを見据えた採用であることに違いはありません。

キャリア採用と第二新卒採用との違い

新卒採用から一度就職して、その後再度就職活動を行っている人材を第二新卒と指します。一般的に、新卒入社してから3年以内での転職が対象内です。

第二新卒採用では、就業経験はあってもキャリアが浅い人を採用するため、新卒採用と同様に教育や研修などが必要となります。どちらの採用方式も、企業の業務拡大や人員補充のために行われることが多いです。

キャリア採用を実施するメリット
企業の将来を見越してすぐに活躍できる人材を雇うキャリア採用ですが、実施することでどのようなメリットを得られるのでしょうか。

以下では、キャリア採用のメリットを3つ解説します。

メリット1:事業の成長を早められる

キャリア採用では、具体的に事業の未来を見据えて必要な経験やスキルセットが備わっている人材を採用します。そのため、採用の成功が事業の成功に近づくといえるでしょう。

キャリア採用で採用された人は、ある程度経験豊富な人材のため、入社後早い段階で業務に慣れるはずです。そういった人の力を借りて、ビジネスの成長スピードを促進したり、業務効率化を図ったりなど、様々な面での活躍が期待できます。

メリット2:教育コストがかからない

キャリア採用は、就業経験のある人を採用するため、社会人としてのビジネスマナーはすでに備わっているでしょう。そのため、新卒採用で行う基本的な社会人マナーやビジネス講座の受講は不要で、その分の教育コストや時間を削減できます。

ただし、同じ業界経験者でも仕事の要領は会社によってそれぞれです。経験者だからといって何も教えなくてよいわけではなく、仕事に慣れるまでのフォローは的確に行うことが大切です。

メリット3:新しいノウハウが得られる

キャリア採用として入社した人は、自社にとって有益な人材になることが期待できます。前述した通り、仕事の要領は、会社によって様々です。特に競合他社の仕事のやり方は、実務を行う上で生かせるノウハウも多くあるでしょう。

様々なノウハウを持っている人を採用することで、社内における多様性の構築にもつながります。

キャリア採用を実施するデメリット
キャリア採用を行うことで様々なメリットを得られますが、デメリットも存在します。以下で紹介するデメリットを理解しないまま、キャリア採用を行うと後で後悔する可能性もあるでしょう。

以下では、キャリア採用を実施するデメリットについて3つ解説します。

デメリット1:採用コストがかかる

キャリア採用は専門性の高い人材を雇うため、採用単価や給与相場が高い傾向にあります。

即戦力となる人材は、他企業からオファーされている可能性があるでしょう。新卒採用や中途採用のコストと比べると好条件が求められるため、コストが高くなることを念頭に置いた予算組みが必要となります。

デメリット2:社風になじまないことがある

キャリア採用で入社する人材は、前職での経験や実績が豊富です。成功体験もあるため、その内容から独自の手法や考え方を持っていることがあります。

そのやり方が社風に合わず、うまくなじめなかった場合は、社内で衝突を起こす場合もあるでしょう。社内で孤立するようなことがあれば、早期離職するケースも考えられます。そうなれば、採用にかかったコストが無駄になってしまう可能性があることを理解すべきでしょう。

デメリット3:転職してしまう可能性がある

多くの人が自身の「キャリアアップ」を目的として、キャリア採用で入社しています。そのため、いずれは更なるキャリアアップを目指して転職してしまう可能性があることを覚えておきましょう。

優秀な人材は、どの会社も必要とされる人材です。自社で長く活躍してもらうには、採用面接の時点で、自社でどんなことを行いたいのか、長期的な視野でキャリアの方向性をどのように考えているのかをヒアリングするようにしましょう。

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キャリア採用を成功させるポイント【募集前】

キャリア採用は、事業の成長を進めていくために有効な方法といえます。成功させるには、ポイントを押さえた上で求人を出す必要があるでしょう。

以下では、キャリア採用を成功させるコツをステップごとに解説していきます。

求めるスキルや人物像を明確にする

まずは、会社が求める人材について、必要なスキルや経験などを明確化しましょう。

自社にとって必要な人材について、明確化できていない人は、まず会社の事業計画を策定することから始めます。そうすれば、現状の社内体制と見比べて、必要なスキルや足りない人員が露わになるでしょう。

また、 会社だけでなく現場の意見を聞くことも有効といえます。実際に働く上で、どういった人となら働きやすいか、実際に入社してからのミスマッチを防ぐためにも、社内の声を取り入れて人物像を明確にしておくことが大切です。

キャリア採用が最適であることを確認する

社内に必要なスキルや人物像を明確にできれば、人事採用する上で他に有効な方法はないか、洗い出してみましょう。

実際に働く現場の声を聞くと、「スキルは入社後に身につけられるので、それほど重視しなくてもよい」といった意見や、「性格は変えられないので、人柄や人間関係を重視してほしい」という声が上がることがあります。

スキルだけでなく、人間力や相互関係の構築などに重点を置くことで、キャリア採用が最適な手段ではないという結論に至ることもあるでしょう。

給与水準や労働環境の魅力を高める

キャリア採用が最適と判断した場合には、実際に採用を行っていく段階で自社の給与水準や労働環境の魅力を高めることも重要なポイントです。

自社だけでなく、他企業も優秀な人材を求めています。知識、スキル、経験を備えたキャリア人材は競争が激しく、企業は自社を選んでもらうには、競合他社との差別化が必要です。そのためには、他社にはない魅力的な待遇や福利厚生が求められます。

キャリア採用を成功させるポイント【選考時】

上記では、キャリア採用の募集前に検討しておきたい事項について紹介しました。しかし、選考時にも注意しておきたいポイントがあるため、正しく理解しておくことが大切です。

以下では、キャリア採用を成功させるために選考時に注意したいポイントについて解説します。

積極的な情報提供でアピールする

キャリア採用おいて、採用される人材は即戦力であることが求めるため、採用の難度は高くなるでしょう。転職活動者に興味を持ってもらうには、自社の魅力を的確に伝えることが必要です。

求人情報には、業務内容・給与などの項目だけでなく、一緒に働く人、キャリアパスなど多様な情報を掲載しましょう。

初回の面接では自社との相性を確認する

初回の面接では、人柄を見ることに注力することを心がけましょう。

専門性に特化した人材を採用したいとしても、初めからスキルや経験を聞くことは得策ではありません。個人の性格が自社の価値観と合っているかを確認すれば、入社後のミスマッチを防げます。

キャリア採用は、入社がゴールではありません。自社の発展に貢献してもらうためにも、書面で確認できるスキルや経験ではなく、相性を確認することが大切です。

面接では、自身の価値観やキャリアアップについて聞き出すことをおすすめします。

現場のスタッフにも採用に関わってもらう

キャリア採用では、現場のスタッフにも関わってもらうことが成功への近道といえます。

実際に採用した人と働くのは、現場の従業員です。そのため「一緒に働けそうか」「即戦力として必要な経験・スキルを持っているか」は、現場で働く従業員のほうが理解しています。

現場の従業員を早い段階で採用プロセスに参加させることで、自社の社風に適した人材かを早めに判断できるでしょう。

キャリア採用を成功させるポイント【内定~入社時】

実際に人材を採用した後は、新しい環境になじめるようフォローアップすることも大切です。具体的には、人事や現場社員との面談を通じて、不安や懸念点を解消できるようにします。

また、入社後の研修も必要です。キャリア採用された人材は、仕事における基本的なスキルは習得していますが、自社の経営方針に合っていない可能性もあります。そのため、現場でのフォローを担当する社員も指定しておきます。

フォロー担当者は、通常業務に加えて新入社員の教育を行うため、他の業務負担を軽減したり、インセンティブを提供したりするなど、フォロー担当者のサポートも忘れずに行いましょう。

キャリア採用を実施する際の注意点とは

キャリア採用には、新卒採用と異なる点でいくつか注意点があります。

以下では、キャリア採用を実施する際の注意点を3つ紹介します。

1:戦力になるまで時間がかかることがある

キャリア採用においては、即戦力であることが期待されます。しかし「入社してすぐに第一線で仕事をして、会社の利益に貢献できる」という考えは、負担になってしまうでしょう。

専門知識や経験があっても、異なる環境では即座に力を発揮するのは難しいです。そのため、新しい環境に適応するための時間や、他の社員とのコミュニケーションを取るための時間などを確保してあげるとよいでしょう。

丁寧に教育することで、採用後の定着率向上につながります。

2:入社後もフォローアップする

新しい環境下で働くことで、精神的な負担を感じる人も多いでしょう。いくら経験者といっても、慣れない環境にすぐになじむことは難しいといえます。そのため、環境の変化に早くなじめるように入社後に研修を行ったり、定期的に面談したりするといったフォローアップが大切です。

キャリア採用者のフォローアップは、新入社員の定着率を高め、優秀な人材の確保につながります。従業員のフォローアップは、仕事に対する理解が深まり、モチベーションの向上につながるでしょう。

3:候補者の人間性や価値観も重視する

候補者を選考する際には、スキルや経験だけでなく、考え方や人柄、自社の価値観との相性も重視しましょう。スキル・経験は後から身につけられますが、考え方や人柄、相性は簡単に変えられません。

人間性や価値観が合わないと、企業文化に適応できない可能性があるため、チームワークやコミュニケーションに影響を及ぼします。

候補者の人間性や価値観を評価することで、長期的な人材戦略を展開し、優れた人材を確保できるでしょう。

まとめ


キャリア採用では、会社の成長に貢献できる優秀な人材を獲得することを目的としています。ただし、スキルや経験が豊富だからといって、自社との相性を考慮しなければ早期離職してしまうでしょう。

また、採用後はフォローアップも大切です。自社の経営方針や目標などを面談で伝えることで、長期的に自社の成長に貢献してくれる人材になるでしょう。

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