近年、社内研修や在宅勤務にeラーニングを活用している企業が増えています。この記事では、eラーニングやeラーニングシステムの特徴や歴史をはじめ、提供側と受講側それぞれのメリット・デメリット、選び方などを解説します。さらに、進化が激しいeラーニングの最新情報やトレンドについても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
eラーニング・eラーニングシステムとは?
eラーニングやeラーニングシステムがどのようなものなのかを詳しく解説します。
eラーニング
eラーニングとは、パソコン、タブレット、スマートフォンなどを通してインターネット上で学ぶ学習形態です。「e-Learning」と表記し、「学びを電子化したもの」という意味があります。
eラーニングシステム
eラーニングシステムとは、eラーニングで教材を配信するために必要なシステムです。教材の掲載・配布をはじめ、受講者の学習状況管理などの機能を搭載しています。
eラーニングの歴史
eラーニングは、長い歴史をたどってきました。長い歴史を大きく分けると以下の4つの時代に分類できます。
CBT時代
1995年にWindows95が発売され、パソコンが普及し始めました。動画や音声で学ぶ教材をパソコンで受講するCBT(Computer-Based Training)と呼ばれる手法が確立したのもこの時期です。CBTは、大容量のデータをCD-ROMに収録し、マルチメディアを活用したコンテンツを効果的に提供できるという特徴があります。
WBT時代
2000年代に突入すると政府が「e-Japan構想」を提案し、日本では高速・大容量のインターネット接続サービスが提供され始めました。パソコンでCD-ROMで受講する教材から、Webのシステムを利用して教育や学習を行うWBT(Web Based Training)に変化していったのもこの時期です。
モバイル時代
2007年にiPhone、2008年にAndroidなどのスマートフォンが発売され、モバイル端末を個人で所有する時代に突入します。教材を配信する仕組みはWBTと変わらないものの、パソコンがなくてもスマートフォンで学習できることから、場所や時間を選ばずに学べるようになりました。
AI時代
2020年以降になるとAI(人工知能)を活用したeラーニングが登場します。学習履歴などの情報から、学習者の学習理解度や習熟度を分析したり、個人に合った学習プランを自動作成したりする機能を提供できるようになりました。
eラーニングとオンライン研修・教育の違い
eラーニングとオンライン研修・教育は似たようなイメージがありますが、全く違ったものです。それぞれの特徴や違いを確認してみましょう。
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eラーニングの特徴
eラーニングは、事前に制作されている静止画や動画を用いて受講者が一方的に視聴して学習する方法です。情報の共有と知識のインプットが目的で、個人のペースに合わせて進められます。ただし、ライブ配信でないので、質問や相談はできません。
オンライン研修・教育の特徴
オンライン研修・教育は、ビデオ会議ツールなどを利用したライブ形式の研修や教育です。会場や教室に集まっていたものが、オンラインに移行したというとわかりやすいでしょう。講師に直接質問したり、受講者同士でディスカッションしたりできるというメリットがあります。
eラーニングシステムの分類
eラーニングシステムは、以下のように大きく2種類に分類できます。
LMS(学習管理システム)
LMSとは「Learning Management System」の略で、受講者や教材の管理、学習進捗や学習結果の管理をなど担うシステムです。近年は、学習管理のみならずアンケートやディスカッションを行うなどの機能を搭載しているシステムもあります。
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学習教材
学習教材とは、eラーニングにおける学習の中身です。主な学習教材は、以下のように多くのバリエーションがあります。学習教材の調達方法は、購入する、カスタマイズする、オーダーメイドする、自社で制作するなどさまざまです。たとえば、以下のような教材があります。
- ドリル型教材
- Power Point教材
- 動画教材
- LIVE授業
eラーニングの学習教材タイプ
eラーニングの学習教材タイプは、以下のようにさまざまな種類があります。制作の手間、学習の内容や難易度によって使い分けられて便利です。
資料配布型
内容をまとめたテキストやスライドなどをデータ化した資料をオンラインで配布するタイプです。自己学習や文書ベースの教育に適しています。制作の手間がかからず、準備しやすいことが特徴です。
アニメーション型
アニメーションのキャラクターが、講義の進行や説明をするタイプです。ストーリー性があり、アニメーションを楽しみながら学習に取り組めます。理解しにくい概念の説明や幅広い年代の人が利用するeラーニングの教材に向いている方法です。
動画配信型
講師が講義している様子を録画し、学習教材用のコンテンツとして配信するタイプです。講師に加えて、参考資料の画像や動画を加えたものもあります。実技講習、ワークショップなどに向いている方法です。
マンガ型
ストーリー性のあるマンガ形式で提供するタイプです。導入部分や重要な部分など、部分的に組み込むこともあります。興味を持たせることが難しい内容や、最後まで興味を持たせたいときに効果的な方法です。
eラーニングシステムを活用する企業側のメリット
eラーニングシステムを企業で活用する際は、以下のように多くのメリットが得られます。
オリジナルの教育施策ができる
企業で研修を行う際は、基本的に専門書を参考にしたり講師を招いたりします。eラーニング教材は種類が豊富なので、自社の目的にあった既製品を使うことも可能です。カスタマイズする、自社制作するなどの方法でオリジナルの教育施策を実施できます。
多くの社員に同じ教育を届けられる
研修では、会場や場所の問題により参加人数が限定されることがあります。また、同じテキストを使っても、講師によって精度が異なるケースもあるでしょう。eラーニングなら、場所を問わず多くの社員に同じ教育内容を提供できます。
手間やコストが抑えられる
一般的な研修は、会場や資料の準備、参加者の募集など手間やコストがかかります。講師やインストラクターを招く場合は、宿泊費や移動費も必要です。eラーニングに置き換えれば、経費も削減できます。
学習履歴を分析・活用できる
eラーニングシステムは、学習履歴を分析・活用できることが特徴です。社員の学習状況や組織全体の学習進捗率や達成具合を把握できます。進捗の悪い社員や理解度の低い社員に適切なサポートを行うことも可能です。
eラーニングシステムを活用する社員側のメリット
eラーニングシステムを企業で活用した場合、企業側だけではなく社員側にも以下のようなメリットがあります。
時間や場所を選ばずに学習できる
eラーニングはインターネット環境と端末があれば、時間や場所を選ばずに学習できることが特徴です。自分のペースで気軽に学習でき、学びを習慣化できます。
何度でも学習できる
オンライン研修はリアルタイムのため、時間が過ぎれば再度受講できません。eラーニングは繰り返し何度も受講できるので、理解できるまで反復できます。
自分で教材を探す手間が省ける
自分で学習する際は、学校・講師・テキストなどを膨大な情報の中から手間暇かけて探さなければなりません。企業が提供してくれるeラーニングであれば、組織やキャリアに必要な内容を効率的に学習できます。
学習実績をアピールできる
eラーニングは、個人の学習履歴が記録されることが一般的です。企業や管理者は学習履歴を把握するので、学習に取り組んでいる姿勢を評価してもらいやすくなります。
eラーニングシステムを活用する企業側のデメリット
eラーニングシステムを活用すれば企業に多くのメリットをもたらします。ただし、以下のようなデメリットもあるので十分な検討が必要です。
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社員同士の交流機会が減る
集合研修は、社員コミュニケーションの一環でもあります。eラーニングは個人での学びとなるため、グループワークなどで交流を深めるなどのメリットは得られません。
質問や意見交換ができない
eラーニングは一方的に視聴して学習する自己学習です。不明な点があっても質問ができません。ディスカッションなども質問ができないことが多いですが、集合研修と組み合わせたり、社内SNSで質問やディスカッションを行ったりしながら受講するなどの対策があります。
社員のモチベーションの維持支援が難しい
eラーニングは、時間や場所を選ばずに学習できるなど、個人の自由度が高いことがメリットです。ただし、忙しい、忘れてしまったなどの理由で効果的に活用されない状況に陥ることもあります。社員のモチベーションを支援するためには、企業側が受講を促す働きかけも必要です。
学習環境の提供に手間やコストがかかる
eラーニングを受講するには、安定したインターネット環境と、一定の性能がある端末を用意しなければなりません。会社が支給をする場合はコストがかかります。また、eラーニングシステムは定期的な更新が必要です。システムのアップグレード、セキュリティ強化などに手間やコストがかかることもあります。
eラーニングシステムを活用する社員側のデメリット
eラーニングシステムは社員側にとっても、以下のようなデメリットがあります。導入の際はデメリットをカバーする支援を検討することも必要です。
時間や場所を選ばずに学習できるのが仇となる
いつでもどこでも受講できることがeラーニングのメリットですが、裏を返せば避けることができないともいえます。時間がなかった、パソコンがないなどの言い訳が通用しません。圧迫感やストレスを感じてしまう社員が出ることもあります。
勉強に対するモチベーションの維持が難しい
人によっては、他者と学びを得ることで喜びを感じることがあります。eラーニングでは孤独感を感じ、モチベーションの維持が難しくなることもあるでしょう。オンライン学習コミュニティに参加するなど、モチベーションを維持する方法を見つけることも大切です。
受講する環境や端末を準備する必要がある
eラーニングは、インターネット環境と端末が必要です。企業から支給されない場合は自分で準備する必要があります。端末を家族と共有している場合などは、学ぶ時間や場所が制限されることもあるでしょう。社員の受講環境によって学習時間に差が出てしまうことがあります。
企業がeラーニングシステムを導入する際に必要なもの
eラーニングシステムを導入する際は、インターネット環境・端末の他にも以下が必要です。
LMS(学習管理システム)
LMSはeラーニングの運用・管理に必要なシステムです。教材ごとに管理する必要がなく、作業工数やコストの削減も期待できます。既存のLMSを使用するだけではなく、目的に合わせてカスタマイズして使うこともよいでしょう。
学習教材
先述したとおり、学習教材はドリル型、PowerPoint型、動画などさまざまなタイプがあります。既存教材を利用する、自社で制作するなど目的や内容に応じた準備が必要です。
社員への支援
eラーニングは強制力が弱いため、社員のモチベーション維持が難しいことが課題です。チューターや学習サポーターなど、社員の学びを支援する人材を置くこともよいでしょう。チューターや学習サポーターは、社員の悩みを聞いたり、場合によっては課題の添削なども行ったりします。
eラーニングシステムに必要な機能
eラーニングシステムには、多様な機能が搭載されています。管理者・受講者それぞれに必要な機能は以下のとおりです。
管理者に必要な機能
管理者に必要な主な機能は以下のとおりです。
- 教材・テストの作成機能
- 受講・学習進捗管理機能
- 修了証明書の発行機能
- 受講者への連絡機能
受講者に必要な機能
受講者に必要な主な機能は以下のとおりです。
- テストを受ける機能
- 受講者間のコミュニティ機能
- 連絡事項を受信する掲示板などの機能
- 安定した環境で受講できる専用回線
eラーニングシステムの選び方
eラーニングシステムを選ぶ際は、以下のような点に注意して選びましょう。
コンテンツを重視するか運用面を重視するか
eラーニングシステムは、コンテンツを重視するか運用面を重視するかで選び方が変わります。コンテンツを重視する場合は、多くの異なる分野や業界に対応できる汎用型と特定の業界や分野に特化した特化型のどちらかで選ぶことがおすすめです。自社制作の教材を簡単にアップロードしたい、操作性に優れているほうがよいなどの場合は、運用面を重視するとよいでしょう。
コンテンツの豊富さ
既存コンテンツが豊富なものは、学習者の目的や興味に合わせた内容が選びやすくなります。コンテンツの豊富さに加えて、難易度やコースの進め方にも注目してみましょう。業界・技術の変化が激しい分野は、更新頻度にも注意が必要です。
カスタマイズ性の高さ
企業のニーズや教育目的に合わせてカスタマイズできる製品は、コンテンツの作成・編集が簡単にできるかどうかを確認しましょう。カスタマイズや特殊設定を行う場合は、追加料金がかかるかどうかの確認も必要です。
評価・管理機能
先述したとおり、eラーニングシステムには、管理者に必要な機能や受講者に必要な機能が搭載されています。自社にとって必要な機能が搭載されているかの確認が必要です。特に評価・管理機能が充実している、レポート作成やデータ分析機能が付いているなどのシステムは、成績や進捗状況を簡単に集計・分析できるため、管理者の負担が軽減できます。
使いやすさ
受講者と管理者の双方が使いやすいことが重要です。どちらか一方だけの機能性や操作性を重視すると、どちらかがストレスを感じるケースがあります。レイアウトやナビゲーションはわかりやすいか、操作性は優れているか、異なるデバイスで学習できるかなどを事前に確認しましょう。
eラーニングシステムを比較する際のポイント
eラーニングシステムを選ぶ際に複数社で迷ったときは、以下のようなポイントを参考に比較することがおすすめです。
コストパフォーマンスはよいか
単純な料金だけでなく、想定受講人数やコンテンツの充実度、自社が求める機能に対してコストが見合うかを比較してみましょう。また、短期的ではなく、長期的にみてコストパフォーマンスはよいかの比較も必要です。拡張性はあるか、世の中の変化に対して柔軟性や進化への対応が可能かも見極めます。
サポート体制は充実しているか
サポート体制が整っているかどうかは、使用者のストレスを大きく左右します。サポート対応者の力量も大きく関係するので、トライアル期間中にチェックしてみましょう。以下のような項目を事前にチェックすると比較しやすくなります。
・問い合わせ窓口はあるか
・トラブル対応の手段(訪問・メール・電話)
・対応可能な日時
eラーニングシステムの費用目安
eラーニングシステムには、以下のような費用が必要です。搭載する内容によって異なりますが、各費用の目安を解説します。
初期費用
初期費用は、導入方法やシステムの規模によって変わります。費用目安は数十万円程度で、カスタマイズや特殊な設定を行えば費用は別途必要です。基本的にはユーザー数が増えれば増えるほど比例して費用も高くなります。クラウド型は初期費用が抑えられるものの、月額利用料が高くなる傾向にあるため注意が必要です。
月額費用
システムのライセンス料は1ユーザー(アカウント)当たり数百円程度です。多くの場合、登録ユーザー数が多いほど単価が安くなる傾向にあります。自社で準備したコンテンツや動画ファイルをサーバー上に保管する場合、利用条件によってはサーバーのディスク使用料が必要です。運用支援をオプションで付ける場合は、追加費用が必要になるケースもあります。
eラーニングコンテンツにかかる費用
eラーニングではコンテンツの利用や制作にも費用がかかります。費用の目安は以下のとおりです。
コンテンツ料
eラーニングシステムとセットの場合は、月額数百円から数千円程度です。すでにeラーニングシステムがある場合や自社のプラットフォームがある場合は、月額数千円から数万円程度になります。
制作費
コンテンツを自社で内製する場合やオーダーメイドを依頼したときは、制作費がかかります。内製する場合に教材作成ツールを使うときは、教材作成ツールのライセンス料も必要です。また、動画作成をするときは、動画編集ソフト、カメラ、マイクなどの費用も用意しなければなりません。
コンテンツをオーダーメイドした場合は、外注費が必要ですが、動画、スライド、アニメなど、コンテンツの内容によって金額は変わります。シンプルなものなら数十万円、複雑なものなら数百万円は必要です。
eラーニングシステムを導入するときの注意点
eラーニングシステムを導入するときは、コンテンツ内容、機能、費用など、さまざまな内容をチェックしなければなりません。加えて以下のような点にも注意しましょう。
データ容量の確認
eラーニングシステムを導入する際は、機能の充実度だけではなく、保存(アップロード)可能なデータ容量にも注意しましょう。動画コンテンツはデータ容量が大きいため、LMSによっては保存可能な容量制限が設けられているケースがあります。
データ容量の上限を超える場合は、追加料金が発生することもあるので注意が必要です。適切なネットワーク環境やストレージを準備しておけば、学習もスムーズに進みます。
コストの把握
eラーニングシステムの導入時には、さまざまなコストがかかります。規模が大きいほど構築にかかる費用が増えることが一般的です。予算内で導入するために、システムの初期費用、月額費用、コンテンツ費用など、必要なコストを明確にしてから比較検討しましょう。
コスト削減のためには、必要のない機能は搭載しないなど、希望するコンテンツの目的や機能を明確にしておくことも大切です。
支援体制の構築
導入したことに満足せず、受講者がスムーズに学習できているかを継続的に支援・改善する必要があります。eラーニングに対して社員の質問や困りごとが発生した際に、どのように支援していくかを検討しておきましょう。社内の問い合わせ担当、社外への連絡系統など、社員がスムーズに学習に集中できるような環境を整えておくことが重要です。
eラーニングの変化
eラーニングも時代とともに変化しています。進化とともにできることが増えたり、機能面が優れていたりするので、現時点での傾向・トレンドも参考にしてください。
実践型eラーニング
動画教材の増加に伴って、広がりをみせているものが実践型eラーニングです。従来のeラーニングはデスクワークが中心でした。しかし、実践型eラーニングの登場によって対象者が広がっています。実践型eラーニングは、作業手順、操作方法、接客などの現場のノウハウが学べることが特徴です。OJT教育をしていた内容も、現場でパソコンやスマートフォン片手に学ぶことができるようになりました。
ビッグデータの活用
ビッグデータの登場で、専門家でさえ困難だった領域の可視化・分析が可能になり、教育に生かせるようになりました。これまで難しかった学習過程やプロセスに関する分析ができるようになったことで、以下のようなデータを得ることができます。
・どの時間帯に勉強している人が多いか
・閲覧したテキストのページ数
・入力デバイスで書いたり消したりした履歴
学習行動の関係性、問題点を分析することで、これまでになかった評価・支援・予測ができるようになりました。
eラーニングの最新トレンド用語
eラーニングやeラーニングシステムは日々進化しています。最新トレンドを把握するには、以下の用語を押さえておくと便利です。
アクティブラーニング
従来のeラーニングは、与えられたコンテンツを閲覧し、テストを受けて終了という受動的なものでした。アクティブラーニングとは、一方向的な講義形式の学習を発展させ、受講者自身に考えさせて実践させる手法です。
eラーニングの内容をオンライン上でディスカッションするなど、アクティブラーニングが可能になりました。受講者はこれまでの受動的な姿勢から、意欲や協調性を育むことができるようになっています。
アクティブラーニングを企業が導入するメリットとは|導入時の注意点についても解説
ブレンディッド・ラーニング
ブレンディッド(blended)とは「ブレンドした」 という意味があります。ブレンディッド・ラーニングとは、集合研修とeラーニングを組み合わせて、それぞれの長所を活かして欠点を補い合う手法です。予習・復習・テストはeラーニングで行い、質疑応答・ディスカッション・実技指導は集合研修で行うなどの方法があります。
マイクロラーニング
マイクロラーニングとは、1~5分程度、長くても10分程度の短い時間で学習する手法です。日常の隙間時間を活用して、スマートフォンやタブレットで学習できます。要点をまとめたスライド、数分の動画、クイズ形式の勉強など、さまざまな方法での提供が可能です。
ゲーミフィケーション
ゲーミフィケーションとは、ゲーム以外の分野にゲームデザイン要素やゲームの原則を応用する取り組みです。ゲームに出てくるようなアイテムの取得、レベルアップ、スコア競争などの要素を盛り込みます。オンラインゲームに親しみのある若い世代におすすめの手法です。学習意欲向上や目標達成へのモチベーションが高められます。
DX化で人材育成がここまで変わった!最新社内研修トレンド3選
まとめ
eラーニングやeラーニングシステムの特徴や歴史をはじめ、企業側や受講者である社員のメリット・デメリットを解説しました。eラーニングやeラーニングシステムを導入し、効率よく運用していくためにも、さまざまなものが必要です。自社に合ったものを選択できるように、記事を参考に比較検討してください。
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