eラーニングシステムの概要とは?活用するメリット・デメリットを紹介


eラーニングシステムの概要とは?活用するメリット・デメリットを紹介

eラーニングシステムとは、パソコンやスマートデバイスを使ったオンライン学習システムのことです。企業内の教育・研修でも利用されています。本記事ではeラーニングシステムの概要や、活用するメリット・デメリットなどを紹介します。

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。

eラーニングシステムは、パソコンやスマートデバイスの普及によって広く活用されるようになりました。また受験や資格取得の学習だけでなく、企業内の教育・研修などでも利用されています。

今回は、eラーニングシステムの概要ならびにメリット・デメリットを、提供者側・学習者側の双方の視点から解説します。ぜひeラーニングシステム導入を検討する際の参考にしてください。

eラーニングシステムとは?


eラーニングシステムとは、インターネットを介してパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスを使用して学習を行うシステムです。提供者側は教材の作成や配信が容易に行えます。対して学習者側は、自分の好きな時間や場所での学習が可能です。

近年在宅ワークやテレワークが普及している事情から、社内研修などのためにeラーニングシステムを導入する企業が増えています。eラーニングシステムを効果的に活用すれば、人事部の業務改善やコスト削減につながるでしょう。

eラーニングが普及した3つの背景

eラーニングシステムは、近年普及してきたシステムですが、なぜ多くの企業で導入されたのでしょうか。eラーニングが普及した3つの背景について詳しく解説します。

背景1:パソコンの普及ならびに学習のマルチメディア化

eラーニングが普及した背景として、パソコンの普及が挙げられます。1984年にAppleがMacintoshの発売を開始して以来パソコンは企業や一般家庭に普及していきましたが、eラーニングはまだ発展途上の段階でした。

eラーニングの普及の背景として、Windows 95の登場が大きいといえるでしょう。パソコンの操作性や利便性を大幅に改善したWindows 95が1995年に発売されました。

Windows 95を搭載するパソコンにはCD-ROMドライブが標準装備されており、写真や音声、動画を存分に活用したマルチメディア教材の製作が可能になっていました。パソコンの普及と学習教材のマルチメディア化が、eラーニングが普及する契機になったといえるでしょう。

背景2:インターネットのブロードバンド化

インターネットのブロードバンド化も、eラーニングが普及した背景の一つです。1990年代はダイヤルアップ接続が主流でしたが、2000年代になると大容量の高速インターネット接続サービスが安価な料金で利用できるようになっていきました。

同時に、コンテンツの再生プラットフォームもCD-ROMからWebブラウザに移行していきました。Web上で教材のアップデートやメンテナンスが簡単に行えるようになった点も、eラーニングが普及した要因の一つです。

今後はバーチャルリアリティ(VR)の普及により、体験型・対話型の学習がさらに進化することが期待されます。

背景3:スマートデバイスの登場

スマートデバイスの台頭は、eラーニングの新たな進化のステップとなりました。直感的な操作性や持ち運びの容易性などから、学校や企業研修などの現場で広く活用されています。

eラーニングにスマートデバイスを用いると、日常のすきま時間での学習が可能です。またパソコンで学習した続きを隙間時間にスマートデバイスで学習するなど、パソコンとスマートデバイスを連携させた学び方も定着しています。

以前のスマートデバイスはパソコンを補完する存在でしたが、現在はeラーニングの主流になりつつあるといえるでしょう。

eラーニングシステムの構成要素

eラーニングシステムは一般的に「学習管理システム(Learning Management System:LMS)」と「学習教材」の2つの要素で構成されています。eラーニングシステムは知っていても、両者の詳細な情報を説明できる人はそれほど多くないでしょう。そこで、eラーニングシステムを構成するLMSならびに学習教材について詳しく紹介します。

1:学習管理システム(LMS)

LMSとは、Learning Management Systemの略称であり、eラーニングを実施するための中核をなすシステムを指します。学習教材と組み合わせれば、受講者に効果的な学習環境を提供する役割を発揮します。

なおLMSはインターネットを通じて提供され、受講者はWebブラウザからアクセスするのが一般的です。受講者が学習提供ページにアクセスして学習するための機能や、学習提供者が受講履歴や成績などを管理するための機能などが備わっています。

2:学習教材

学習教材は、学習管理システムが準備された後に必要となる要素です。初期のeラーニングではテキスト教材が主流でしたが、現在では様々なバリエーションの教材が存在しています。

主な学習教材として、ドリル型教材やPower Point教材、動画教材、LIVE授業などが挙げられますが、近年の主流は動画教材です。動画教材で学習した経験がある人もいるでしょう。動画教材であれば、複雑な内容でもわかりやすく表現できます。

また学習者は自分の都合に合わせて動画の再生や一時停止などが自由にできる点から、自己学習の柔軟性も高まるでしょう。

eラーニングシステムを活用するメリット

eラーニングシステムを導入して活用することには、提供者側と学習者側の双方にメリットがあります。そこで提供者側と学習者側の視点から、eラーニングシステムを導入するメリットについて詳しく解説します。

提供者側のメリット

eラーニングシステムは従来の対面教育と比較して、教材の作成や配信コスト、施設費用などのコストを削減できる方法です。講師やインストラクターの移動費、宿泊費などの経費も削減できるでしょう。

またeラーニングシステムであれば、大人数への同時提供が可能です。一度作成した教材を複数の学習者に提供できるため、規模の拡大や需要の急増などにも柔軟に対応できます。

さらに、学習者の進捗状況や成績などのデータの収集・分析も簡単に行えます。データを活用することで、学習者の理解度や課題箇所を把握できるでしょう。個別のサポートやカリキュラムの改善などに役立てられます。

学習者側のメリット

eラーニングコンテンツはインターネットを通じて提供されるため、学習者は必要なときに必要な情報へアクセスすることが可能です。24時間いつでも学習できるため、自分の都合に合わせて最適な学習時間を選べます。

また従来の対面授業では時間がかかっていた学習者の進捗状況や、成績データなどの情報がリアルタイムで提供される点もメリットの一つです。自分の学習状況を瞬時に把握して調整や改善を行うことで、学習成果の向上につながるでしょう。

また講師の質の違いによる影響を受けないという点も、eラーニングのメリットの一つです。対面授業では講師のスキルや教え方によって理解度が左右されますが、eラーニングシステムならコンテンツの品質や学習内容が一定水準で提供されます。

eラーニングシステムを活用するデメリット

eラーニングシステムには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。そこでeラーニングシステムを導入するデメリットについてわかりやすく解説します。

提供者側のデメリット

eラーニングシステムの導入やカスタマイズには、初期投資が必要です。特に大規模なカスタマイズや高度な機能を搭載する場合などは、膨大な費用が必要になるかもしれません。

またeラーニングシステムは常に進化しているため、定期的な更新が必要です。システムのアップグレードやセキュリティの強化などが必要になることから、ITに精通した人材を確保する必要があります。

さらに、学習教材の考案や製作にも時間とリソースが必要です。学習目標や教育の要件に合致した学習教材を製作するには、相当な専門知識と経験が求められる点に注意しましょう。

学習者側のデメリット

eラーニングでは、個人で学習を進めます。自己学習に対するモチベーションを保つことが難しくなる可能性がある点は、デメリットといえるでしょう。また eラーニングで学習を進める場合、進捗管理が学習者自身に委ねられます。そのため自己管理が苦手な学習者の場合、円滑に学習が進まない可能性があるでしょう。

加えて、eラーニングの場合はインターネット環境や適切なデバイスなどが必要です。環境を構築するための経済的な負担の増大や、技術的な障壁などが存在する可能性もあります。学習者はこれらの課題に対して適切に対処する必要があるでしょう。

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eラーニングシステムの選び方

eラーニングシステムを導入する際は、コンテンツを重視するケースと運用面を重視するケースで選び方が異なります。eラーニングシステムの選び方のポイントについて、重視するケースごとに解説します。

コンテンツを重視しているケース

eラーニングシステムは一般的に「汎用型」と「特化型」に分けられます。自社の状況やニーズに合わせて適切な選択を行うことが重要です。

「汎用型」のeラーニングシステムは、多くの異なる分野や業界に対応できるよう設計されています。一般的な学習管理機能や基本的な教材作成ツールを提供し、幅広い用途に適用できる点が特徴です。

一方「特化型」のeラーニングシステムは、特定の業界や分野に特化した機能やコンテンツを提供します。業界や分野の要件に特化したソリューションを提供するため、より具体的なニーズに対応することが可能です。

幅広い用途に適用できる柔軟性が必要な場合は、汎用型のシステムが向いているでしょう。対して特定の業界・分野に特化した教材や機能などが必要な場合は、特化型のシステムが適しています。

運用面を重視しているケース

自社で教材を作成して研修を行っている場合、自社教材をスムーズに利用できるeラーニングシステムの導入が効果的です。自社が作成した教材を簡単にアップロードでき、従業員が容易にアクセスできるシステムであれば、スムーズに運用できます。

また教材やコンテンツのカスタマイズ性も重要です。自社の研修内容や学習目標に合わせたカスタマイズが可能なシステムを選ぶことで、より効果的な研修が行えます。

なお運用面を重視する場合は、従業員の学習進捗管理や成績管理、レポートの作成など、適切な管理機能の有無も確認しましょう。

eラーニングシステムを導入する際の注意点

eラーニングを導入する前に、導入時の注意点についてもチェックしておきましょう。注意点を事前に把握しておけば、システム導入を円滑に進められます。eラーニングシステムを導入する際の注意点を紹介します。

1:必要なデータ容量を確認しておく

eラーニングシステムではオンラインで教材やコンテンツを提供するため、必要なデータ容量を事前に確認しておきましょう。適切なストレージやネットワーク環境を整えておけば、スムーズな学習体験を提供できます。

2:フォローアップする体制を構築しておく

eラーニングは自己学習が主体となるため、学習者のフォローアップが重要です。導入前にフォローアップ体制を整えて、学習者が質問や困りごとを抱えた際に適切なサポートを提供できる仕組みを構築しておきましょう。

フォローアップ体制が整っていないと、学習者が途中で諦めてしまうケースも考えられます。そのため、学習者が質問や不明点を解消できるようなサポートチャネルやコミュニケーション手段を提供し、学習者の継続的なサポートを行うことが大切です。

3:コストがどの程度かかるのかを把握しておく

eラーニングシステムの導入には、相応のコストがかかります。特に企業の規模が大きくなるほど、システムの購入やカスタマイズ、教材の製作、サポート体制の構築などにかかる費用は増えていくでしょう。

予算内で導入するためには、事前に必要なコストを明確にしておくことが大切です。各要素の費用を詳細に計算し、予算内でシステムを導入できるかを確認しましょう。

なおコスト削減のためには、無駄を省くことも大切です。予算内に抑えるために、自社に必要な機能を洗い出しておくことをおすすめします。

まとめ


eラーニングシステムを導入する際には初期費用がかかりますが、受講者を一箇所に集める必要がない点や成績を管理しやすい点など、多くのメリットがあります。また学習者側にとっても、好きな時間に受講できる点やどこでも受講できる点などのメリットがあるため、まだ利用していない企業はぜひ導入を検討してみてください。

なおタレントパレットには、eラーニングの研修管理機能も搭載されています。研修やeラーニングの受講記録を蓄積して、おすすめのコンテンツを教えてくれる機能もあるため非常に便利です。ぜひタレントパレットの活用を検討してみてください。

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