タレントマネジメントサイクルの効率化にはシステム導入がおすすめ!メリット・デメリットやPDCAの回し方を解説


タレントマネジメントサイクルの効率化にはシステム導入がおすすめ!メリット・デメリットやPDCAの回し方を解説

自社の経営目標を達成するためには、タレントマネジメントでPDCAを回すことが重要です。この記事では、タレントマネジメントにおけるPDCAの重要性や回し方の手順・導入企業の具体例について解説しています。自社の組織力を高めたい方はぜひ参考にしてください。

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。

「自社の業績向上のために有能な人材を育てたい」「どういったマネジメントサイクルを確立すれば良いか分からない」という方は多いのではないでしょうか。

タレントマネジメントサイクルの代表例として、PDCAが挙げられます。自社の経営目標を達成するためには、PDCAを回すことが重要です。

そこで本記事では、タレントマネジメントにおけるPDCAの重要性や回し方の手順、導入している企業の具体例について解説します。タレントマネジメントサイクルを効率化するシステムについてもご紹介していますので、自社の組織力を高めたい方はぜひ参考にしてください。

タレントマネジメントとは

タレントマネジメントとは、いわゆる経営戦略のひとつです。具体的には、人材の採用・育成や適材適所の配置などにより、社員一人ひとりの能力やスキルを最大限に活かし、戦略的にマネジメントすることを目的としています。

企業内に点在する社員のデータをひとつにまとめ、管理・運用します。従業員のモチベーションを維持し、企業理念や目標を達成するうえで、重要な人材戦略だといえるでしょう。

タレントマネジメントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!


関連記事:タレントマネジメントとは?意味と必要性や国内事例、実践ステップを解説

タレントマネジメントサイクルとは経営目標を達成するための管理システム

タレントマネジメントサイクルとは、企業が経営目標を達成するために策定した計画を実行・評価し、将来へとつなげるための管理システムです。

代表的なマネジメントサイクルとして、PDCAサイクルが挙げられます。PDCAサイクルとは、以下の4つの観点から管理するフレームワークを指します。

  • Plan:計画
  • Do:行動
  • Check:成果測定・評価
  • Action:修正・改善


反省点をふまえて改善を繰り返せば、継続的な成長・経営目標の達成につながるでしょう。

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タレントマネジメントはPDCAサイクルを回すことが重要

DXの推進やグローバル化など、企業を取り巻く社会情勢は大きく変化しているため、事業存続のためには「時代の流れに沿った経営」が必要不可欠です。タレントマネジメントを効率的に進めるためには、PDCAサイクルを回すことが重要です。

 

ビジネスシーンでPlan・Do・Check・Actionの順にサイクルを回せば、業務での課題を効率的に洗い出せます。何が問題で、どのように解決すれば良いかといった目標の明確化にも効果的です。

 

また、業務の目的が明確になることで、社員のモチベーションが低下しにくくなります。

タレントマネジメントサイクルを回す手順5ステップ

この章では、タレントマネジメントサイクルを回す手順について解説します。

目的・目標を明確にする

タレントマネジメントの導入目的は、企業のビジョンや目標の達成です。つまり、計画的に人材を活用し、人事面から経営戦略の一部としてサポートします。経営目標は、目的と合わせて明確にすることが大切です。

 

人材の能力の最大化には時間がかかるため、中長期的なスパンで人材を活かす姿勢が必要です。また、人材マネジメントには採用から評価まで幅広い役割があります。総合的な観点を持ち、企業全体の業務効率化につながるよう設計しましょう。

計画を立案する

まず、経営戦略に即したタレントマネジメントの目標を立てます。どのようなタレントマネジメントを使うか決まったら、目標達成の妨げとなっている課題を洗い出してください。

 

課題が明確になったら、次は育成計画書や採用計画書の作成です。計画は現実的に達成可能なものにしておくと良いでしょう。具体的には、今いる人材から適材を発掘するか、新たな人材確保を検討しましょう。

 

計画立案が終わった後は、目標や実行計画を社員に説明します。社員の理解を得るには、客観的な仮説に基づいた論理的な説明が必要です。

計画に沿って実行する

採用や育成計画の目処が立ったら、社員を適切な部署や部門に配置します。計画実行では、計画した時点で検討した解決策をもとに、実際のアクションを設定してください。設定した項目によっては結果が出るまでに時間がかかるかもしれません。

 
いつまでに目標を達成するのか具体的に設定し、実行してください。やるべき項目をスケジュールの中に組み込むレベルまで細かく落とし込むと、確実に計画を遂行できます。

評価する

計画を立て、実行した内容について評価をします。部署連携での人材育成や人事評価を人事に反映させ、社員のモチベーションを高めましょう。

 

一方で、計画通り実行できなかった内容については検証が必要です。なぜうまくいかなかったのか、原因を分析します。

 

評価で課題を再び洗い出す際に用いるデータは、時間やノルマ達成率といった数値に基づいたデータだけではありません。文章や画像、音声などの情報が活用される場合もあります。総合的な観点から社員を適切に評価し、次のアクションにつなげましょう。
 
評価基準があいまいな場合、適切な評価につながりません。また、担当者によって評価が異なるケースがあるため、基準をあらかじめ決めておくことが重要です。

改善する

立案した計画の実行・評価が終わったら、今後の対策や改善を検討します。評価を活かしてより良い結果を得るには、原因の分析が必要です。分析が不十分だと、不適切な対応策となってしまう可能性があります。
 
期待していた結果が得られなかった場合は、必要に応じて教育体制の見直しを行います。その際、仕事内容や結果だけでなく、社員の体調やモチベーション管理などのプロセスにも目を向けると良いでしょう。

 

さらに、現状の改善が見られない場合は、人材の確保や移動・能力開発を検討するのも手です。

タレントマネジメントサイクルの効率化にはシステム導入がおすすめ

タレントマネジメントサイクルを効率的に回すためには、システムの導入がおすすめです。この章では、タレントマネジメントシステムの概要や収集する項目、メリット・デメリットについて解説します。

タレントマネジメントシステムとはあらゆる人事戦略を実現化するツール

タレントマネジメントシステムとは、社員に関する情報を一元化し、人事戦略を実現化するツールです。データによる客観的な人事評価、社員のモチベーションや所属部署の状況、健康状態などの主観的な情報も収集できます。

また、社員の目標・経験・スキルなどの情報をもとに、適切な人材配置や人選も可能です。

タレントマネジメントシステムについて詳しく知りたい方は、次の記事も参考にされてください。

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タレントマネジメントシステム導入時に集める5つの項目

タレントマネジメントシステム導入時に集める主な項目について、以下の表にまとめたので参考にしてください。

項目

内容例

基本情報

氏名

生年月日

住所

電話番号

社員番号

入社日

所属部門

役職など

人事評価

目標・成果・表彰歴など

業務関連

資格・スキル・経験業務など

業種別

業務上の事故・ミスなど

コンディション関連

上司や同僚との関係

社員の満足度など

上記項目を全て収集して初めて、正確な分析ができるようになります。

関連記事:タレントマネジメントシステムを会社で導入するにはどうすればいい?|タレントマネジメントの基礎と共に紹介

タレントマネジメントシステム導入におけるメリット・デメリット

参考までに。タレントマネジメントシステムである「タレントパレットを導入すると、以下のようなメリットが得られます。

  • 既存社員の活用
  • 適切な人事評価
  • 業務効率化

タレントパレットは、既存社員のデータを一元管理し、戦略的な人材配置ができるようになります。スキルを見える化し、計画的な人材育成・評価が可能になれば、社員の定着率向上にもつながるでしょう。
タレントマネジメントシステムに対して社員の理解が深まらない場合、データが集まらない可能性が高いため、あらかじめ目的を理解してもらうことが重要です。
タレントマネジメントシステムを活用しつつPDCAサイクルを回すと、データを積極的に活用できるため、分析に基づいたスマートな経営判断が可能です。
企業の目標を社員としっかりすり合わせることで、価値観や考え方のすれ違いを回避でき、結果的に社員のモチベーションの維持にもつながるでしょう。
タレントマネジメントシステムのデメリットについて詳しく知りたい方は、タレントマネジメントシステムデメリット」について解説した記事をご覧ください。

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タレントマネジメントサイクルの具体的な取り組み事例3選

この章では、企業におけるタレントマネジメントサイクルの具体的な導入事例を3つ紹介します。

株式会社千葉銀行

千葉銀行では、一人ひとりの社員の能力を最大限発揮する組織への転換を経営課題の一つに掲げています。PDCAサイクルを強化し、女性の職域拡大・キャリアアップ、さらに組織風土の変革を実現しました。

具体的には、2005年から女性管理職候補の育成強化・制度拡充を開始し、2016年にはPDCAサイクルの強化を図っています。2019年には、女性のリーダー職の比率が30%を超えました。

主な取り組みは、以下の通りです。

経営陣への取り組み

ダイバーシティ推進の重要性の理解浸透

多様な経験を有する役員任命

現場の取り組み

ダイバーシティ推進委員会設置

社員からのアイディアを具現化する体制構築

社員の働きやすさ向上の施策を展開

管理職の意識改革

人材育成に向けた施策

外部コミュニケーション

ステークホルダーとの対話

ソフトバンク

「世界の人々から最も必要とされるグループ」をビジョンに掲げるソフトバンクでは、3つのインプットにより持続的な成長を経営戦略としています。

事業全体、人事戦略だけでなく、社員の健康経営に対してもPDCAサイクルを取り入れ、継続的な業務改善を図っています。

主な取り組みは、以下の通りです。

理念

社員一人ひとりが心身ともに健康で常に活力あふれた集団であること

目標とする指標

心身の健康

活力あふれた集団

各種指標モニタリング

有所見率

喫煙率

年休取得率

時間外労働時間

ストレスチェックなど

アプローチ方法

健康管理

・定期健診

・がん検診など

安全安心な仕事環境

・ウェルネスセンター設置

・感染症対策など

健康維持・増進

・食生活の改善

・女性特有の健康課題改善など

株式会社ファーストリテイリング

ファーストリテイリングでは、経営方針だけでなく「社員のエンゲージメント」や「ダイバーシティの取り組み」などさまざまな施策を実践しています。

具体的には、社員一人ひとりが意欲的に業務に取り組み、長期的に成長できる環境づくりのために年に1回のエンゲージメント調査を行っています。主な調査項目は、以下の通りです。

  • 会社へのエンゲージメント
  • 業務に対する満足度
  • 経営陣や上司への信頼
  • キャリア・自己開発など

また、働きやすい職場づくりの一つに、公正な評価制度と報酬についての取り組みがあります。年に2回、上司による評価とフィードバックを実施し、社員の成果を給与・賞与アップや昇格などに反映させています。

2017年からは、部署内の同僚や部下だけでなく他部署の同僚も評価者とし、多面的に社員の能力を評価する制度を導入しました。

他にも、長時間労働の撲滅を目指し、以下のようなPDCAを回して評価改善を行っています。

労働時間の削減

残業を前提としない働き方の推進

・各部門の管理者による労働時間の管理

・四半期ごとの勤務状況モニタリング

・ストレスチェック

タレントマネジメントサイクルのまとめ

会社を存続させ、さらに成長を促進するためにはタレントマネジメントにおいてPDCAを回すことが重要です。企業の目標設定から行動、改善のプロセスを繰り返し行うためには、組織風土も必要になるでしょう。

 

タレントマネジメントシステムを導入すれば、PDCAを効率的に回すことが可能です。特に、タレントマネジメントシステム「タレントパレット」なら、社員データを一元化し、パフォーマンスを上げる配置や次世代リーダー候補の抜擢も可能です。

 

個人に合わせたe-ラーニングによる人材育成・人事評価など、採用から離職防止まで一貫した人事管理ができます。経営戦略に沿った人材育成や組織力向上を目指し、PDCAサイクルを効率化したい方は、お気軽にお問い合わせください。