【令和6年版】タレントマネジメントの目的は3つ!メリットや導入までのステップも解説


【令和6年版】タレントマネジメントの目的は3つ!メリットや導入までのステップも解説

タレントマネジメントの目的を一言でいえば、企業の成長です。しかし、誤った運用は手間がかかるだけで効果は望めません。本記事では、タレントマネジメントの目的や導入ステップを解説します。タレントマネジメントを活用したい方はぜひ参考にしてください。

こんにちは。人事・経営に役立つメディア「タレントマネジメントラボ」を運営する「タレントパレット」事業部編集チームです。

「タレントマネジメントの目的って何?」などと悩まれている担当者もいるでしょう。
タレントマネジメントの目的を一言でいえば、企業の成長です。社員情報の一元化ができるため、適材適所の実現や離職率の低下などが企業の成長に関与します。

そのため、近年ではタレントマネジメントを活用する企業が増えてきました。しかし、誤った運用はコストがかかるだけで十分な効果は得られません。
本記事では、タレントマネジメントの目的や正しい導入ステップなどを詳しく解説します。

自社にタレントマネジメントを活用すべきか否かが分かる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

タレントマネジメントとは「社員の情報を一括管理して業務に活かすこと」

タレントマネジメントは、社員のタレント(能力やスキルなど)に関する情報を一括管理して業務に活かすことを指します。アメリカで生まれた人事マネジメント手法で、もともとは能力の高い社員をさらにスキルアップさせるための施策でした。

しかし近年では、タレントマネジメントが意味合いを変えながら国内にも広がりつつあります。タレントマネジメントの概要の理解を深めたい方は、こちらのタレントマネジメントに関する記事も併せてお読みください。

関連記事:タレントマネジメントとは?意味と必要性や国内事例、実践ステップを解説

タレントマネジメントの3つの目的

タレントマネジメントの目的は次の3つです。

  • 人材管理の最適化のため
  • 企業を成長させるため
  • 離職率を低下させるため



タレントマネジメントへの理解を深めるためにも、目的をおさえておきましょう。

人材管理の最適化のため

目的としてまず挙げられるのは人材管理の最適化です。
 
たとえば企業は多くの自社の人材に関するデータを持っているはずです。採用時の情報、研修履歴、現在の能力・スキル・資格などに関する情報、将来に関する志向や資質、1on1面談の記録、直近の仕事へのモチベーションの度合いなどです。
そのいくつかはデジタルデータ化されていて、いくつかは紙資料として残っており、いくつかは上司の頭の中にだけ入っているかもしれません。
 
しかし、これらの情報をバラバラに散在させて有しているだけでは人材の持つポテンシャルを十分に活かすことはできないでしょう。社員自身も自分の能力や希望に合致した仕事やポジションを与えられていないことに不満を持っているかもしれません。
 
タレントマネジメントでは、タレントマネジメントシステムを導入することにより、社員一人ひとりに関する情報を集約してデータベース化し、システム上で活用することを可能にします。
人材データを一元管理して参照し、ときには人事評価や労務情報、研修履歴などを組み合わせることで、高度な分析をすることもできます。それにより、データに基づいた客観的かつ公正な評価、最適配置、人材に応じた教育などを可能にします。
 
共有すべきデータを共有し、統一された操作感の同一システムを使っていつでも人材データを参照し分析することができれば、人材管理を組織横断的・合理的・効率的に行うことができます。
これまでの人材管理のやり方ではバラバラに存在していたデータや管理・運用窓口をシステム化によって改めて整理・統合し、最適化を図ることができるわけです。
 

企業を成長させるため

もっと大きな視点で捉えると、タレントマネジメント導入のそもそもの目的は、企業の成長を促すことにあります。
 
タレントマネジメントはもともとアメリカで生まれた人事マネジメント手法です。
当初は、企業内の高度な能力を持つ人材を明らかにし、有能なリーダー・マネージャー人材として抜擢し、自社の発展のために尽くしてもらうための戦略的人事対策という性格が強いものでしたが、その後、グローバル規模で共通化された人事評価基準のために利用されるなど、内容を変容させながら広まっていきました。
 
現在、とくに日本国内企業で行われているタレントマネジメントは「タレントマネジメントシステムを導入して全社員・従業員に関する情報をデータとしてシステム内に格納し、人事関連業務に活用する」という目的が強くなっています。
 
しかし「高度な能力を持つ社員にふさわしい評価やポジション、仕事環境を与える」というタレントマネジメント本来の目的が失われているわけではありません。タレントマネジメントは次世代のリーダー・マネージャーの育成のためにも役立てられます。
 
また、新人・若手社員の戦力化、中堅社員のモチベーション向上、ミドルマネジメント層の負担軽減といった課題の解決にも寄与するでしょう。
さらにタレントマネジメント導入のメリットとしてよく挙げられるのが、社員の能力やパーソナリティの分析を行い、人事施策のPDCAが実現できることです。これらが十分に機能すれば、企業の成長や強化につなげられます。

タレントマネジメントを導入する企業の多くもこうした点に期待しています。

離職率を低下させるため

タレントマネジメントを上手く活用すれば、適材適所の実現が可能です。適材適所は仕事のやりがいの発見や働きに見合った評価を得ることにつながるため、社員のエンゲージメントが向上する可能性があります。

エンゲージメントの向上に伴い帰属意識も高まるため、離職率の低下が期待できるでしょう。

タレントマネジメントとは?意味と必要性や国内事例、実践ステップを解説

タレントマネジメントが必要とされる理由

日本においてもタレントマネジメントが必要とされはじめた理由として以下の2つが挙げられます。

  • ビジネスの国際化
  • 人材の流動化


上記の理由から、タレントマネジメントの導入率は上昇してきています。実際、厚生労働省の統計によると、2016年から2017年にかけてタレントマネジメントの導入率が0.5ポイント上昇する結果となりました。

また、大手企業ほどタレントマネジメントを導入しています。どのようなわけでタレントマネジメントが必要とされているのかを、おさえておきましょう。

ビジネスの国際化

ビジネスの国際化は大企業だけではなく、中小の企業にとっても重要なテーマとなっています。たとえば自国以外に展開する企業が、その地域のローカル人材を採用・活用する際、タレントマネジメントにより個人の能力の客観的な把握と、各拠点のリーダー人材の登用に有効な方法となります。

逆にいえば、グローバルな尺度に沿った管理システムを構築していなければ、外国籍の人材やグローバル人材を適正に活用することは難しい時代になっています。

人材の流動化

人材の流動化も、企業の人材マネジメントに影響を与えています。労働人口そのものが減少し、企業への帰属意識や忠誠心よりも自身の価値観を重視するなど、働く人々の労働観・勤労観が変化している現在、旧来の日本型の人事・教育制度は社員の感覚や考えにフィットしないものになっています。

タレントマネジメントは個々の社員の能力やスキル、本人の資質や志向、価値観やマインドも把握して人材マネジメントに反映させることが可能です。人材の側から選ばれる企業になるためにも、タレントマネジメントの必要性は高まっています。

タレントマネジメントの効果

ここまで見てきたことに加えて、タレントマネジメントの導入には以下のような効果が期待できます。
 

  • 人材データの一元化、見える化をもとにした人事情報の分析ができる
  • 適材適所を実現でき、プロジェクト編成も容易になる
  • 社員一人ひとりの能力に応じた学習プログラムを提供できるようになる
  • 社員一人ひとりの会社に対する要望や希望を吸い上げられるようになる
  • 人材データをリアルタイムに近いスピードで更新でき、人事管理に反映させられる

 
また、タレントマネジメントはテレワークとも親和性が高く、在宅勤務の社員の評価や管理に活用している企業も増えています。

タレントマネジメントの導入は企業にさまざまな効果をもたらします。しかし、最も重要なのは目的を達成することです。人材管理の最適化も企業の成長も、現状における課題がどこにあり、その解決のためにタレントマネジメントがどのように役立つのかを十分に検討した上で計画的に導入していくことが重要です。
 
多くの国内企業に導入されているタレントパレットは、タレントマネジメントに関連する多様な機能を持つタレントマネジメントシステムです。それぞれの企業が抱える課題とニーズに対応した柔軟なカスタマイズが可能で、タレントマネジメント導入の目的達成のために役立ちます。

タレントマネジメントの5つのメリット

タレントマネジメントに取り組むメリットは次の5つです。

  • 社員のパフォーマンスが向上する
  • 離職予防になる
  • 社員の育成方針が明確になる
  • 適任を採用および整理できる
  • テレワーク社員の管理もラクになる


メリットを得るためにも、後ほど解説する施策を導入することがおすすめです。まずは、タレントマネジメントを活用することで、どのようなメリットを得られるのかおさえておきましょう。

社員のパフォーマンスが向上する

タレントマネジメントの活用により、社員一人ひとりのデータを管理できれば、人材の最適配置が可能になります。適材適所という社員が持つ本来の能力を発揮しやすい環境を作ることで、各自のパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。

離職予防になる

タレントマネジメントの活用により適材適所が可能になれば、社員に正当な評価を与えやすくなります。社員が持つ本来の能力がそのまま評価に反映されれば、仕事に対するやりがいや充実感が向上する可能性があります。

結果、離職予防になるでしょう。

社員の育成方針が明確になる

タレントマネジメントにより社員のスキルがデータ化されれば「不足しているスキルは何か?」を把握できます。社員に応じて最適な育成プランを立てやすくなるため、効果的な人材育成が可能です。

また、タレントマネジメントにより立案した育成プランのデータを蓄積すれば、新人研修にも活かせます。

タレントマネジメントの活用には、育成方針の質を基盤から向上させられるメリットもあります。

適任を採用および整理できる

タレントマネジメントで不足した人材の特徴を把握できれば、適したスキルを持った候補者に絞って採用活動を行えます。また、優秀なスキルを有した社員を整理しておけば、タスクフォースを設置する際の人員選抜がスムーズになります。

タスクフォースとは、特定の課題達成に向けて構成されるチームのことです。タスクフォースについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

テレワーク社員の管理もラクになる

テレワークが普及された近年では、社員を管理する手間が増えました。タレントマネジメントで社員情報を収集して、それを組織横断的に把握すれば、テレワーク社員の管理もラクになります。

しかし「自宅」という気が緩みやすい環境では、社員のモチベーション低下を防ぐのは難しいかもしれません。テレワーク社員の管理をラクにして、なおかつモチベーション低下を防ぎたい方にはタレントパレットの導入がおすすめです。

タレントパレットには、テレワーク社員用に、WEBアンケートやeラーニングなどの自主学習の促進ツールが備わっています。ツール上で社員とのコンタクトも重ね、モチベーション低下を防ぎたい方は、ぜひタレントパレットをご検討ください。

関連記事:タレントマネジメントのメリットと気をつけるべき注意点について解説します

タレントマネジメントの3つのデメリット

タレントマネジメントに取り組むデメリットは次の3つです。

  • タレントマネジメントに悪いイメージを持つ社員もいる
  • 情報の管理体制を構築する必要がある
  • タレントマネジメントの導入目的が明確でなければ効果を得られない


タレントマネジメントはデメリットもおさえたうえで、活用するか判断しましょう。

タレントマネジメントに悪いイメージを持つ社員もいる

社員の情報を正確に把握するタレントマネジメントに対して、悪いイメージを持つ社員もいます。なぜなら、監視されているような感覚に陥る可能性があるからです。このリスクを回避するためには、タレントマネジメントの導入目的を社員に共有して、理解を促す必要があります。

たとえば「適材適所を実現して、働いてもらいやすい環境を作りたいから」などです。社員のことを考えて導入すれば、タレントマネジメントに悪いイメージを持つ社員は減るでしょう。

情報の管理体制を構築する必要がある

タレントマネジメントで得た情報は、適切な管理があってはじめて運用できます。本施策を適切に運用するためには、タレントマネジメントで得た情報の管理体制を構築する必要があります。的確かつ速やかに管理体制を構築するなら、タスクフォースを設置するのもひとつです。

また、情報収集から管理を正確かつ手軽にされたい方には、タレントパレットの導入もおすすめです。

所属部署や評価結果など、自由な分析軸で人材を並び替えられるため、全体像を手軽に把握できます。さらに、個々の社員の蓄積されたデータから、年齢や男女比、役職比率などがグラフで表示されます。

社員の情報収集から管理を手軽にしたい方は、ぜひタレントパレットをご活用ください。

タレントマネジメントの導入目的が明確でなければ効果を得られない

タレントマネジメントの成功を収めるために必要なのは、導入目的にあった情報収集ができたか否かといっても過言ではありません。たとえば、人員の最適配置を目的としてタレントマネジメントに取り組むなら、該当部署に適した社員を抜粋する必要があります。

なんとなく情報収集しても、該当部署に適した人員のアサインにはつながりません。そのため、タレントマネジメントは導入目的を明確にしたうえで活用する必要があります。

タレントマネジメント導入から完了までの8つのステップ

タレントマネジメントの導入から完了までのステップは以下の流れです。

  1. 目的を明確にする
  2. 把握する情報の選定
  3. 体制の確率
  4. 情報収集および可視化
  5. 企画の立案
  6. 企画の実施およびモニタリング
  7. 人事評価
  8. 異動・昇格


タレントマネジメントをスムーズに導入するためにも、流れをおさえておきましょう。

目的を明確にする

タレントマネジメントで目的を明確にすることは、一番大切です。なぜなら、目的により人材の育成計画が大きく異なるためです。そのため、まずは目的を明確にする必要があります。たとえば「社員間での能力の偏りをなくしたい」「適材適所を実現したい」などが目的として挙げられます。

ただし、企業のビジョンから外れないことが大切なため、上層部と話しあってタレントマネジメントの目的を決めることも大切です。

把握する情報の選定

タレントマネジメントでは、導入目的に応じた情報を収集する必要があります。したがって、目的を明確にした次のステップで、把握する情報を選定します。目的が適材適所の実現なら、社員ごとの配属先や年齢、才能などの多面的な情報を収集する必要があるでしょう。

体制の確立

把握する情報によっては、横断的な体制を確立する必要があります。たとえば、異なる部署の情報を集めるなら、現場責任者同士が連携しやすい体制を確立する必要があるでしょう。

現場責任者にも協力を依頼して、横断的な体制を確立できれば、情報収集および共有がしやすくなります。

情報収集および可視化

事前に決めた把握する情報を、収集しましょう。収集した情報は、管理の手間を省くためにもすべて可視化することが大切です。

また、常に最新の情報を記録できるよう、該当部署の担当者とコンスタントに連携をとっておきましょう。なお、把握した情報をExcelや書類に記録するのはおすすめしません。人力だと、情報を誤って記録する可能性があるためです。

できれば、人材の可視化機能が備わったタレントマネジメントシステムを導入するのがおすすめです。情報管理の手間が省けるため、負担を減らしながら本施策を導入できます。社員情報を可視化して管理の手間を省きたい方は、ぜひタレントパレットを活用ください。

企画の立案

タレントマネジメント導入の目的の明確化と、社員の情報収集が完了すれば、企画を立案しましょう。ポイントは、具体的な育成目標と達成までの期限を決めることです。導入目的が「社員間での能力の偏りをなくすこと」なら、該当社員に対してeラーニングの実施などが必要でしょう。

達成までの期間は育成目標に応じて異なるため、社員の学習状況に合わせて柔軟に対応する必要があります。

企画の実施およびモニタリング

タレントマネジメントは、PDCAサイクルを回しながら実施するのが基本です。効果的なPDCAサイクルを回すためには、企画のモニタリングは必須です。具体的には、エンゲージメント推移や施策が想定していた結果になっているかなどをモニタリングしましょう。

また、詳細なモニタリングをするために、社員一人ひとりと1対1の面談を行うのもひとつです。

人事評価

企画が終了次第、人材の異動・昇格を行うためにも、本施策で得られた情報をもとに人事評価を行いましょう。人事評価を手軽にされたい方にはタレントパレットの導入がおすすめです。

コンピテンシーやOKR、360度評価などに対応しているため、社員に応じた的確な評価が可能です。また、システム上でフィードバックまで完結するため、場所や時間を選ばず手軽に人事評価を行えます。

「人事評価の工程をラクにしたい」と考えている方は、ぜひタレントパレットをご活用ください。

異動・昇格

タレントマネジメントの目的は適材適所の実現でもあります。そのため、人事評価をもとに、必要であれば社員の異動・検討を行いましょう。

しかし、異動見込みのある社員を該当部署に配置しても、必ずしも良い結果が出るとは限りません。そこで、タレントパレットの異動シミュレーション機能の活用がおすすめです。システム上で社員を該当部署にドロップさせるだけで、異動後の影響を予測できます。

また、複数人での同時操作にも対応しており、人事同士でディスカッションをしながら異動検討も可能です。適切な人材配置を可能にしたい方は、ぜひタレントパレットをご活用ください。

関連記事:タレントマネジメントシステムを会社で導入するにはどうすればいい?|タレントマネジメントの基礎と共に紹介

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タレントマネジメントの最たる目的は、企業の成長にあります。これを可能にするのが、離職率の低下や人材の最適配置です。人材の流動化やビジネスの国際化などに伴い、国内でもタレントマネジメントは広がってきています。

しかし、社員一人ひとりの情報を管理する必要があるため、手間がかかるのが懸念点です。タレントパレットを導入すれば、人材データの一元化が可能です。

またタレントパレットは、大手・中堅企業(従業員数300人以上)のシェアNO.1※を誇るため、安心して利用できます。
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